幹線道路沿いに住んでいると、自動車の走る音が聞こえてくる。
さすがに寝る時間帯は交通量も減るので、車の走る音もそこまで聞こえてこなくなる。
ただし、緊急車両は話が別だ。
パトカー・救急車・消防車には「サイレン」が搭載されている。
最近の消防車は、聞いたことのあるサイレンではなくて、電子音のようなサイレンだ。
一瞬「これってサイレンだよな」と思ってしまう。
一時期、救急車のサイレンが良く聞こえてくるという話しがネット上で話題になった。
あの時期に比べれば少ないかもしれないが、それにしても日に数回はサイレンの音を聞く。
「脇によけてください。通ります。」
パトカーなどが走行中の自動車に対して、スピーカーから指示を出しているのも聞こえる。
緊急車両が通るのだから当然なのだが、それにしても命の危険にさらされている人が多すぎないか。
それが病気であったとしても、事故であったとしても、遭遇する頻度が多くなっている。
日本人が病気に罹りやすくなっているとすれば問題だ。
それだけ日本人の体力や免疫力が落ちていることになるから。
駅に行けば、結構な確率で杖をついている人を見かける。
しかも、若い年代で。
以前なら、杖をつくのは高齢者か脚に持病を持っている人くらいだったはずだ。
それが、若いのに杖をついている人が増えている。
これから50年、60年と生きていくのに、杖をつかなければならないなんて非常に不便だろう。
行動するにも人の2倍、3倍時間がかかるし、人の目を気にするようになってしまう。
体の不自由さよりも、周囲の目が気になることが問題だ。
近年はメンタルを病んでしまう人も増えている。
程度の差こそあれ、生きていくのに疲れてしまい日常生活さえ困難になっている人もいる。
その意味では、体が蝕まれる病気ではなく、心を蝕んでしまう病気が増えているということになるだろう。
これは憂慮すべき問題だ。
体が健康でも、心が健康でなければ幸せを感じられなくなってしまう。
「健全な魂は健全な肉体に宿る」
私たちは取り戻さなければならない。